二日目
素晴らしい杭州

 ◇4月18日(金)
 この日は7時40分発の新幹線に上海南駅から乗ります。
前日、隣りのサウナに泊まっていた陳さんが、5時にドアをノック。
朝食を買いに彼と出かけました。まだ、もちろん開いていません。
シャッターを開け始めた店に、むりやり入りました。

【米慈(二つで一つの漢字)飯条】(ci1fantiao) もち米を棒状にしたもの(?)
【菜包】(cai4bao1) 肉マンでなく野菜マン
【豆乳】を二人分。お粥はお持ち帰りでしめて、17元也。

上海南駅構内 南駅ホーム  6時半に郭さんと上海南駅で待ち合わせているため、急いで出かける。
新しい駅、上海南駅はドーム型をしています。駅全体をこれで包むように
設計されています。
成り金の悪趣味としか思えない駅です。

 ●上海 → 杭州(新幹線) 
D653便 05号車004号 54元
新幹線といっても、在来線を走るもの。JRの新快速電車と代わりは無い。
快適そのもので、乗り心地は申し分なし。

 杭州に着くと構内にある案内所で一日バスツアーを申し込みます。
4人で700元也。むろん、中国人バスツアーだが、
ガイドは最低だった。最後部に陣取った私たちは、名所に着くと順番よく降りた。
ガイドは人数の点呼をするどころか、サッサと歩き説明を始めていく。
それを見つけて、ついていかなければならない。終始、これだった。

美しい西湖 集合場所も言うことが定まらない。最後の霊隠寺では
他の人もマジギレし、言い合いとなる。
5時15分と5時45分を勘違いして言い、皆あきれかえった。
遊覧船からの眺め
 ◇杭州
 杭州は中国浙江省の省都。人口約650万人、市街地区の人口は約400万人。
上海から151kmの位置にあり、長江デルタ地域の中心都市のひとつです。
 西湖を中心とした風光明媚な街で、越や宋の時代には
都が置かれた歴史的な街でもあります。
マルコポーロの「東方見聞録」で”世界で最も
美しく華やかな土地”と称されました。

 中国の都というのは、長安(現在の西安)や洛陽、
さらには北京といったところでは城壁に囲まれた広い城内に
碁盤目状の広い道路が作られています。
これに比較すると杭州という街は、都であったわりには
こじんまりした町です。

 もともと都としては小さな町であったこと、当時の建物は
残っていないことなどから、残念ながら現在の杭州の街並みからは
かつての中国の都の華やかさを推し量ることはできません。

 美しい杭州に新緑が映える4月に来て本当によかった。
今回、一日足らずで通過してしまったことが、あまりにも悔やまれます。
ゆっくりと街の良さを感じるためには一週間、少なくとも
5日くらいの時間は欲しいものです。
 西湖周辺の風光明媚な場所を散策し、霊隠寺や
お茶で有名な龍井まで足を伸ばしたり、柳の下で
本を読んだり何もせずぼーっとする時間がもてれば幸せでしょうね。
もう一度といわず何回でも訪れてみたい地となりました。


 ◇西湖
 杭州の街は西湖の東側に開けています。西湖という湖は、その東側を除くと
三方は山に囲まれています。山に囲まれているからこそ一つの完結した風景として
私たちの目に入ってきます。
美しさは、みとれるばかり  この西湖の美しさを詠んだ詩人の中で有名なのが、
唐代における白楽天と宋代における蘇東坡です。
二人とも杭州の行政官として外から来た人間ですが、杭州の、
とりわけ西湖の美しさに魅せられ、その美しさを後世に残そうということで、
詩を詠みました。
一方では、この湖が水深1.5メートルという浅い湖なので、
泥で埋まらないように湖の浚渫工事をしています。
白楽天も蘇東坡も、その浚渫工事で出た泥を積み上げて西湖内に堤を作っています。
「白堤」、「蘇提」が、それです。
晴れた日も雨や靄で霞んだ日も、西湖の美しさは変わらないそうです。


にぎやかです  ◇宋城(宋城千古情)
 杭州は南宋時代(1127〜1280年)の都でした。
急速に発展し、13世紀末には90万人もの人口を抱える大都市となりました。
しかし、その南宋もチンギス・ハーンの元の脅威にさらされ、
遂に滅亡します。南宋時代華やかなりし時代を懐かしみ、
これを再現したのが宋城です。
南宋時代の街並みを再現したテーマパークで、
定期的に南宋時代の軍隊の行進もあるとのこと。
こんな、曲芸が… また、この宋城には大きな劇場があるそうです。
残念ながら、いずれも見る機会はありませんでした。


 ◇霊隠寺(れいいんじ)
 西湖のさらに西にあります。東晋の時代(326年)に
インドの僧・彗理が創建したもの。
1600年以上の歴史がある古刹です。
霊陰寺の入り口付近
中国禅宗十大古刹の一つ。最盛期の10世紀頃は
3,000人以上の僧がいて伽藍ももっと大きかったと言われていますが、
太平天国の乱の際に焼失してしまいます。
なお、霊隠寺という名前は、まさに「この山には霊が隠れているに
違いない」との慧理の言葉に由来しているようです。

石壁に彫られた仏  また沢山の人たちが参詣に訪れ、香をたき、仏前で五体当地の
礼拝をしている人もいます。 日本の礼拝と違うので異様にうつりますね。
後で聞いた話しだが、同行の陳さん夫婦の新婚旅行がここだった。
写真を撮ろうとするが、恥ずかしがって撮影できなかった。

入口を入ると、広々として明るい参道が続き、うっそうと木が
生い茂り、歴史を感じさせてくれます。
禅寺らしく凛とした雰囲気を漂わせています。
おごそかな雰囲気の継代 ただ、入り口付近では乞食が多く、現実世界に引き戻されるのも確かです。
一人の中国婦人が1元玉を一人にあげました。
 「俺にもくれー」
片足がない松葉杖をついた物乞いや、それまで横になっていた者たちも起き上がって
しつこくつきまとってきました。
ご婦人はとまどっていましたが、無視して通り過ぎました。
 (やりたくてもやれないな〜)
私は横目で見ていました。

 ●飛来峰
山門をとおると、まずは有名な飛来峰。岩壁には300を超える
数の石仏が彫られている。これは五代から宋代、元代までに彫られたもので、
独特の風格があり、とても精緻で美しい。

 ●大雄宝殿
いま中国では、仏教信者が増えてきています。
文化大革命の時に風前の灯となってしまった仏教寺院ですが、
今、この信仰深い信者の手によってどんどん再興されています。
この霊隠寺もあちこちで工事、改築されているようです。

ただ、個人的感想としては宗教色より観光色が強い。
僧侶もいるのでしょうが存在感が薄い。
お経をとなえている様子もうかがえませんでした。

 ◇杭州 → 無錫 51元 
T178   17車064号
 18:48発で約4時間をかけて無錫へ。
 22:50頃到着。
車内ではさすがに朝早かったので、熟睡してしまいました。

 ◇如家(HOME LNN)に宿泊。
 江疎省無錫五愛路店 電話 0510 8276 0111
一泊310元ですが、陳さんの会社でよく利用するので201元にまけてくれた。
二日間、ここに泊まりました。今回の旅行では、キレイで雰囲気も良かったですね。
朝食は12元出せば、地下食堂でバイキング有り。




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