強きを助け
弱気をくじく





 鍼灸マッサージ店をやっていると
お客さんの大半は中高年者です。
しかし、20代30代の若者もよくやって来ます。
その彼らが、信じられないほど疲れきっているのです。

 運送会社で働くoさんは39歳。
日給が1万円で、東は東京から
西は福岡まで飛び回っています。

高速道路を使うと高くなるので、できるだけ一般道路を使えと
会社からは言われ、時間に間に合うよう早めに出発せざるをえません。

決められた労働時間以外にサービス出勤は当たりまえであり、
遅くなっても残業代はつきません。

 社会保険には入っていますが、福利厚生は最低レベルのようです。

 慢性の睡眠不足とアクセルを踏みっぱなしの足は
坐骨神経痛を誘発しています。
荷物は自分の手で積み下ろしをしなければなりません。
片や腕も運動制限と関節痛を伴っています。

 その彼が、ボソッと言いました。
 「もうそろそろ限界かな、だけど車の
運転しか能がないしな…」
 少しでも楽になるよう一生懸命、治療するしか
私には手立てがありません。


 30代前半のtさんはイベント企画会社の
OLです。この春突然、正社員から契約社員になりました。
拒むことはおろか、逆らえるはずはなかったと言います。

上司の物言いは威圧的で、仕方なかった。
 (いやなら、辞めてくれてもいいんだぜ。いくらでも
代わりはいるんだからね)

 「仕事の内容は前と同じなのに、ボーナスは無くなるし給料もカットされた」
以前、彼女は仕事が面白くて結婚なんかする気がないと
言っていたけど後悔していることは明白。
かろうじて、社会保険だけは保たれています。

 その彼女は長時間、パソコンに向かっているので
頸肩腕症候群になっています。


 ホワイトカラー・エグゼンプション:政労使それぞれの思惑
 ホワイトカラー・エグゼンプション:労政審報告に盛る 
 ホワイトカラーの労働時間規制除外、労基法改正案へ
 30代の息子を持つ母親の話しによると、
 「うちの息子、設備管理会社に勤めてるんやけど待遇は正社員で
いくら残業しても手当てがつかないの。管理職の末端とは言え、給料は
驚くほど安いのよ。あれじゃー、結婚もできないわ」
 これが、労働裁量権と言うものですかね。


sto p 労働法改悪

労 基法改悪反対 改正の解明

連合 労基法改悪反対

月間 「権利闘争」から



 戦後、労働運動で勝ち取ってきた権利はことごとく奪われ
労働者を保護するためではなく、使用者を保護する
「労働法改正」になりつつあります。

 現場の実態を把握している代表が審議会に入れば少しはましでしょうが
今の労働者側の代表はあまりにも無力すぎますね。

 ワーキングプアはこれからもどんどん増加します。
国際競争に勝つために、経営者.政府こぞっての国民いじめは
はてしなく続きそうです。
       (2006年12月29日)
 【その後の経過】  この法案はお流れとなりました。はっきりとあきらめたのならいいのですが
単なる選挙戦略だと思われます。
今後も見守らなければなりません。
残業代ゼロ法案提出「現状では困難」 中川幹事長
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