店に来院されるお客様と話しをしていて
いくら説明してもわかってくれない、
いや、わかろうとしてくれない問題に無免許問題があります。
国民にとっては、針灸は免許がいることは理解できても、
あん摩.マッサージについてはなかなか理解が得られません。
それなら、聞いてくれるなと思うのですが、客はそんなことは
考えてくれません。
「○○接骨院は××接骨院よりも、もむ時間が長くて評判が
いいよ。あんな下手な人を雇ってたら、人気がなくなるわね」
私は接骨院の悪口になるので、あまり口出しはしません。
「みんなは少しでも長くもんでくれることを希望しているのだから、
ニーズにあわせてくれんとね。何を考えてるのかしら」
私はここでつい口を開きます。
「あのね接骨院はサービスでやってるんですよ。ほんとうの
ことを言えば“あん摩.マッサージ.指圧”の免許を持ってたら
別料金をもらってもんでくれるはずです。
たぶん、持っていないでしょう。それに期待するのは的外れです。
(ほんまは接骨院は、もむのは違法ですよ…と言いたい)」
「気持ちがよかったら、それでいいんじゃないの」
またこんなことを、言い出します。もう、説明する気にもなりません。
「誰がやっても、別に気にならないわ。安くて気持ちよければ毎日でも
やってほしいぐらいよ」
(んなら、向こうへ行け!)
黙ってモクモクもむ私に、ようやく気がついて
「あ、でもツボをチャント抑えてくれる先生の方が
私は好きよ。やっぱ、あんまはここよね」
(いまさら、遅いちゅーうねん)
でも説明をすれば、わかってくれる人も多いのも事実です。
しかし、本来の骨接ぎ治療よりも、マッサージを期待して
接骨院かよいをする人々がいることには、驚かされます。
そんなとき、次のような記事を見つけました。
偽ブランド品購入、成人の45%が容認 内閣府調査
偽物購入には罪の意識はまったくなく、むしろ売ってるものを買って
何が悪い。消費者のたくましさがうかがえる記事です。
偽物を売るがわには罰則規定がありますが、買うがわには
罰則規定はありません。
両方とも罰則規定があれば、おそらくなくなるのでしょう。
最近、街中を歩いていて、よく見かける風景に“信号無視”が
あります。このごろ、とくにひどくなったように思われます。
渡る人がいるので、ついついていくと、横から車がきて
クラクションを鳴らされて(あ、まだ赤だったのか)
目の悪い私は、たまにこんなことがあります。
『赤信号、みんなで渡れば怖くない』
あん摩.マッサージについても同様なことが言えそうです。
国民はもとより、厚生労働省.県.市町村のお役人にも
免許の有効性が欠乏していることは事実です。
私の所属する団体の人が作っている
無免許関係資料
を、見てください。
しかし、つくづく法律というのはいいかげんだと
思います。免許を持つ人を取り締まるもので、免許を
もってない人が“整体”“リラクゼーション”“いやしサロン”には
手出しをしないなんて。法治国家がきいてあきれます。
免許のないところでの、マッサージは施術をやるがわにも、
やられる側にも罰則がなければ問題解決しそうにありません。
(2006年9月2日)
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